小谷粒 豆男 (こたにつぶ まめお)

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彼の名前は 小谷粒 豆男 (こたにつぶ まめお)。

 

男三兄弟の1番末っ子である。

 

出身は都会のようなうるさい所ではなく、畑や田んぼがあるような、どちらかといえば田舎と呼ばれる所だ。

 

成人するまではスクスクと育ち、順風満帆な生活をしていた。

 

三兄弟はとても仲良く、何をするにも一緒だった。

 

このまま田舎暮らしで人生を終えるのも悪くないな、、、

 

三人が三人ともそのように思っていたのだが、ある日事件が起こる。

 

いつものように三兄弟は同じ部屋で寝ていたのだが、三兄弟は気が付くと全く知らない空間に拉致されていた。

 

何がなんだか分からない、、

 

ここは一体どこなんだ、、、

 

パニック状態に陥っている豆男を見て、

 

冷静さを取り戻した長男はこう言った。

 

「豆男!落ち着け!落ち着くんや!ここがどこかは俺にも分からないが大丈夫や。

お前達は絶対に俺が守る。」

 

続けて次男も豆男を心配して声をかける。

 

「そうだよ豆男。兄さんも僕もいてるし、きっと大丈夫だよ。」

 

豆男と一緒で2人とも何がなんだか分かっていないはずなのに、自分の為に気丈に振る舞ってくれている兄達を見て、豆男は冷静さを取り戻す。

 

兄さん達がいてくれて本当に良かった。

 

豆男がこの世で一番信頼してる二人の言葉なので当然である。

 

しかし、感傷に浸る間も無く、豆男達がいる空間に大量の水が流れてくる。

 

取り戻した冷静さをあざ笑うかのように恐怖が豆男達に襲いかかった。

 

豆男達は訳が分からないまま

 

水責めされ

 

煮られ

 

何か分からない菌を体内にぶち込まれ

 

隔離され

 

発酵するのではないか?という程24時間保温され

 

冷暗室のようなところに入れられた。

 

 

なぜ僕達はこんな酷い仕打ちを受けなければならないんだ。

 

精神的にも肉体的にも疲れ果てた豆男の目にはもう一滴も涙は出る事はなかった。

 

体中から腐ったような匂いも漂い、豆男は考える事をやめた。

 

 

、、、

 

、、、

 

、、、

 

 

???

「出ろ豆男。兄弟に会わせてやる。」

 

 

もはや視力すらも奪われた豆男にはその声をかけてきた者が誰だか分からなかった。

 

男が言うには、僕達はこれからどこかへ出荷されるらしい。

 

体の身動きを取れないように一人ずつパックに入れられ、僕達三兄弟は3段重ねにされ、どこかへ出荷された。

 

豆男

「兄さん達、、、無事だったんだね。」

 

長男

「あぁ、、。なんとかな。。でも体中から腐った匂いがするし、なんだか体がネバネバしているような気がする。。」

 

次男

「僕もだよ兄さん、、、。あぁ、一回でいいから結婚してみたかったなぁ、、、。」

 

三兄弟はどこか分からない所へ出荷されては保管され、出荷されては保管されを繰り返した。

 

長男

「そろそろ、、、そろそろ俺は終わりかもしれん、、、。

世の中の絶対的強者に、、、俺はきっと食べられてしまうんだ、、、。」

 

豆男

「何を馬鹿な事言ってるんだ兄さん!みんなでおうちに帰って、あの美味しかったラムレーズントーストをまた食べようよ!」

 

長男

「あぁ、、それもいいなぁ、、、。

また、、ラムレーズントースト食べたいなぁ、、、。」

 

それから数日後、長男は帰らぬ人となり、その翌日には次男も帰らぬ人となった。

 

次は自分の番に違いない。

 

兄達は一体どんな目に合せられたのだろう。

 

豆男は恐怖のあまりか体が冷たくなり、歯を震わせながら

 

僕の家の冷蔵庫で今も大切に保管されている。

 

 

 

 

ps  このブログは2018年8月1日(水)の今朝に書こうと思いついたものである。

 

 

 

 

 

 

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